2021年度の活動記録

1.　活動の成果

本年度は、2020年度（令和2年度）に神戸市から委託された視覚障がい児支援の業務と視覚障がいの方への学習支援の活動を中心に行いました。

　（神戸市から視覚障がい児支援の業務委託を受けた経緯については、2020年度の活動記録に掲載しています。）

　今年度も昨年と同様に新型コロナウイルス感染症の再拡大の影響を受け、イベントへの参加や研修会などの活動はほとんど出来ませんでしたが、ボランティアグループ「ほたる」さんの協力を得て、「布のおもちゃ作り」のイベントを催すことができました。保護者の皆さんからは「やさしい手触りのおもちゃを作って楽しかった。」と喜ばれました

 

2.　特定非営利活動に係る事業

（1）視覚障がいのある子ども達とその家族への視覚支援事業

①視覚障がい児支援活動

支援活動は、視覚に障がいのある就学前の乳幼児及びその保護者等を対象に育児相談・発達相談・就園や就学に関する相談・療育に係わる助言などの支援を中心に行っています。

日常生活での遊びの中での保護者のかかわり方や子ども達が過ごしやすい環境への配慮などについての支援を行いました。

保護者には、今年度の支援内容や今後の取り組みを記した「サポートノート」をお渡ししました。

活動場所は神戸市総合療育センター（神戸市長田区）内の「視覚障害児支援教室」です。

月に１，2回は神戸市東部療育センター（神戸市東灘区）と神戸市西部療育センター（神戸市垂水区）にも訪問して、子どもとのかかわり方などの相談を行いました。

 

支援した子どもの年齢と人数

年齢	０歳	１歳	２歳	３歳	4歳	5歳	6歳以上	合計
人数	１人	0	２人	２人	5人	３人	１０人	２３人

 

月別支援人数

月	4月	5月	6月	7月	8月	9月
人数	12人	10人	5人	7人	9人	10人
10月	11月	12月	1月	2月	3月	のべ
8人	10人	8人	6人	5人	4人	94人

 

②「布のおもちゃ作り」

11月25日（木）に、ボランティアグループほたるさんを講師に「布のおもちゃ作り」を開催しました。「ほたる」さんは乳幼児のためのやさしい手触りの布のおもちゃ作りを長年にわたりされています。保護者の方々や療育センターのスタッフの方々の参加がありました。

講師の方に教えていただき、かわいい布のおもちゃができました。

 

③学習支援活動

NPO法人としての活動開始当初から支援を行っている弱視の成人女性に対して実施しました。電卓を使っての買い物学習や拡大文字本の読書、見やすい色の枠のノート使った書写などの学習に取り組みました。

毎年30回以上の支援をしてきましたが、年度の途中で緊急事態宣言が出たため、11回しか出来ませんでした。

 

（2）視覚障がいのある子ども達を取り巻く人達への研修事業

新型コロナウイルス感染症の状況を考慮しながら、視覚障がいへの理解促進のため神戸アイフレンドとしてどのようなことができるかを考えて、活動をしていきたいと思います。

活動の様子はホームページなどを通して情報発信に努めていきます。